2010年10月04日

大阪府「貸金特区」構想

大阪府知事の橋下さんが打ち出している

大阪府「貸金特区」構想。

各方面で反対運動が繰り広げられています。

もちろん、大阪弁護士会・大阪司法書士会も
反対のようです。

私はどうかというと・・・

  

   グレーです。



こういうどっちつかずの意見はある意味卑怯とも
思いますが、まあ、あながち反対でもないという
ことですよ。

もちろん、多重債務者を増やさない、と言う観点から
すれば、絶対に反対ですよ。

しかし、新貸金業法の完全施行からおよそ4カ月近く
経ちましたが、やはり、ヤミ金被害は少なからず増えて
いるように感じられます。

そして、なにより、私が反対でもない一番の理由は
消費者金融や商工ローンは、自営業者の方々にとって
「つなぎ融資」として利用価値があるからです。

大阪には、門真・守口や東大阪といった、中小企業
や町工場の集まる地域がたくさんあります。

ここ数年は銀行からの融資が受けられなくなり、
困っている方々がたくさんいます。

そして、「この支払をのりきれば、来月以降にはある程度
の入金が期待できる」といったときに、「つなぎ融資」
として利用価値があったのが消費者金融や商工ローンなんです。

しかし、新貸金業法の完全施行により、これらの金融機関
からも「貸し渋り」をうけてしまうと、もう、急な出費時
などに融資してくれるところは、それこそ、違法業者以外
なくなってしまうのです。


トップの方々は、このような中小企業や町工場でおこっている
現状を理解しているのでしょうか。


正直、大阪府貸金特区構想は却下されると思います。

そうであるなら、ある意味、その地域を支えている
このような方々へ、何か新しい融資制度を考えて
もらいたいものです。
posted by 稲場 馨 at 21:27| Comment(0) | 借金返済・債務整理・任意整理